寝ても体の疲れが取れない原因と解消法は?病気?効果的な食事は?
2017/06/23
私たち人間は眠ることでたまった疲労を消化しています。
そしてまた新しい一日の始まりを迎えるのです。
しかし、時に寝ているのに疲れが取れない、どんどんたまっていくという状態に陥ってしまう場合があります。
「寝れなくて疲れがたまる」のは当然ですが、「寝ているのに疲れが取れない」のは問題です。
どうしてそんな状態が起きてしまうのでしょうか?
その原因と解消法について紹介していきます。
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疲労がたまる原因とは?
疲労と一言で言っても大きく二つに分けられ、肉体的疲労と精神的疲労があります。
肉低的疲労とは仕事や家事、育児など必要に迫られて行う行為を続けた結果、体にたまっていった疲労です。
だるさや倦怠感があります。
間違えやすいのはスポーツで得た疲労感ですが、こちらは疲れていてもスッキリした気持ちであるのに対し、不快感を伴うのが特徴です。
精神的疲労とは仕事や人間関係などでストレスがたまり、睡眠不足や過労が重なってたまる疲労で、放置するとうつ病や自律神経失調症などの病気を発症します。
原因は?
寝ても疲労が取れない原因は自律神経にあります。
健康であればこの二つの神経はバランスよく働いています。
この神経がバランスを崩した時、人の体は不調に陥ります。
交感神経が働いている時、私達の身体は活発に動いています。
ただ、ストレスを感じた時や緊張している時は交感神経は敏感になり、その時間が長引くと過剰に働いてしまい、自律神経が乱れるもととなります。
副交感神経が働く時は、私たちの体はリラックスしている時、寝ている時です。
交感神経が働いている時に受けたダメージ、自律神経の乱れを治すため、体が休んでいる時にせっせと修復していきます。
このバランスが崩れると疲労が消化されず、疲れが取れない状態になります。
寝ている時に働くのは副交感神経ですからこの働きが落ちている訳です。
解消法は?
まず取りかかるべきは睡眠の質の向上です。
副交感神経は寝ている時に働くので、睡眠の質が良くないと神経が十分に働かず、疲れは取れません。
寝る一時間前にはケータイやパソコン操作を止めて、リラックスする環境をつくりましょう。
朝起きたらカーテンを開け、朝日を浴びましょう。
朝日を浴びることで体内時計の正常化に繋がります。
そして適度な運動をしましょう。
散歩ついでにウォーキング、ストレッチなどがおススメです。
運動不足は質の良い睡眠の妨げとなります。
また、運動することで心身ともにリフレッシュする効果があり、自律神経の調子も整えてくれます。
運動する暇がない人は通勤・通学タイムを利用して一駅、二駅歩いてみるなど工夫してみましょう。
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病気の疑いは?
「疲れが取れない」
このキーワードで疑うべき病気は「睡眠時無呼吸症候群」が挙げられます。
睡眠中に何度も呼吸が止まったり止まりかけたりする病気で本人に自覚症状はありません。
昼間の睡魔とだるさがみられるのが特徴です。
そして心の病気も疑いありです。
よく知られるのがうつ病ですが、他にも不安障害や適応障害、
それに繋がって不眠症というのもあります。
いずれもストレスと自分が置かれている環境に対処できていないことが原因で発症することが多いです。
食生活で気をつけたいこと
一番はバランスの良い食事です。
ビタミンB群は疲労回復に効果があり、ビタミンCは免疫力を強くすることでストレスに対しての抵抗力を高める効果があり、糖分はエネルギー源に変える効果があります。
どれも人の体にはなくてはならない栄養素です。
たかが食事と思うかもしれませんが、健全な心身は食事によってつくられていると言っても過言ではありません。
それだけ食事が疲れに及ぼす影響は大きいのです。
食事を投げやりにしないで三食きちんと摂りましょう。
まとめ
寝ているのに疲れが取れないというのはとても辛いことです。
放置すれば体の疲れはもとより、精神に害は及び調子を崩してしまいます。
疲れが取れないなと気がついたら原因を探りましょう。
思い当ったらその原因の解消を図り、思い当たらなければ今回紹介した方法を試してみてください。
もしかしたら良くなるかもしれません。
しかし試しても効果がみられないというような場合は違う病気が隠れている可能性があります。
少しでも気になるなら病院へかかりましょう。
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