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キリスト教葬儀の服装マナーと弔電文例。お悔やみの言葉を紹介

      2016/09/16

キリスト教葬儀の服装マナーと弔電文例

http://plaza.rakuten.co.jp/bethesda/diary/201006010000/

キリスト教の葬儀は、日本の仏式葬儀と異なる点がいくつかあるのはご存知ですか?

葬儀というと、ほとんどの場合が仏式で行われるため、正しい知識をお持ちの方は少ないのが現状です。

キリスト教の葬儀は、宗派によって葬儀のマナーが異なります。

また、死に対する考え方も仏式とは違うため、弔電やお悔やみの言葉にも注意が必要です。

今回は、いざ参列するとなった場合の為に、キリスト教葬儀の服装と弔電についてのマナーをご紹介していきますので、ぜひご一読ください。

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キリスト教の葬儀へ参列するときの服装

キリスト教葬儀の服装マナーと弔電文例キリスト教の葬儀へ参列する服装に関しては、基本的に仏式と同じで問題ありません。

男性の場合

・喪服か、光沢のない黒のスーツ。
・シャツは白無地、ネクタイ・靴下は黒無地のものを。
・靴は光沢のない黒のシンプルなもの。
・派手なアクセサリーや時計は身に付けないこと。

女性の場合

・喪服や光沢のない黒のワンピース、または、アンサンブル。
・スカートの丈は膝が隠れるような長さで。
・黒のストッキングを着用すること。ラメ入り、柄物は避けること。
・靴やバッグも光沢のない黒のものを。靴はパンプスが望ましく、ヒールは3~5センチ程度。
・化粧は薄目でシンプルに。マニキュアはNG。
・髪は顔にかからないようまとめる。髪飾りもなるべく避ける。付ける場合は黒のリボンやバレッタを。
・アクセサリーは、結婚指輪の他、白パールの一連ネックレス&一粒タイプのイヤリングならつけても良い。

また、男女とも急な訃報の時は、カジュアル過ぎない黒系の洋服でも大丈夫です。

※注意点※

・数珠(数珠)は使わないこと。数珠は仏教用品です。
キリスト教の葬儀に参列する際は、数珠を使わず両手を合わせてお祈りをしましょう。

・時に、教会や故人の意向で、華やかな服装で参列する場合もあります。
キリスト教での死は、永遠の命の始まりで不幸なことではなく、葬儀も天に召されたことを記念するもの、という捉え方だからです。

その場合は、まるで結婚式のような明るい服装で参加します。

ご遺族の意向も事前にお聞きして、服装を準備しましょう。

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キリスト教の葬儀での弔電マナー

キリスト教葬儀の服装マナーと弔電文例

http://www.heiankaikan.net/chouden/

事情があって葬儀の参列が出来ないときに送る弔電ですが、故人がキリスト教である場合は、内容に気を付ける必要があります。

キリスト教には、大きく分けて2つの宗派があり、カトリックとプロテスタントに分かれます。そして、どちらの宗派も死を不幸とは捉えていません。

カトリックの葬式では、故人の罪を神に詫びて許しを請い、永遠の命を得られるように祈ります。

プロテスタントの葬儀は、神に感謝し、遺族を慰める為に行われ、故人ではなく神に捧げる祈りが中心となります

このように、仏式とは死に対する考えが違いますので、葬儀でも使用する言葉が根本的に違います。

葬儀の連絡を受けたら、まずどちらの宗派か確認すると良いでしょう。

そして、弔電を送る際は、お悔やみではなく、「お祈り」「哀悼」という言葉を使うようにします。

※注意点※

「供養」「冥福」「弔う」「成仏」などは、仏教用語になりますので、使用しないようにしましょう。

送る前に、よくよく確認すると失礼がなく安心ですね。

弔電の文例

「○○様のご訃報に接し、悲しみにたえません。

安らかにご永眠されますようお祈りいたします。」

「○○様のご逝去の報に接し、心より哀悼の意を表します。」

「○○様の悲報に接し、悲しみにたえません。

謹んで哀悼の意を表します。」

「神の御許に召されました○○様が、

安らかな眠りにつかれますようお祈り申し上げます。」

キリスト教の葬儀その他のマナー

実際に参列するとなったとき、仏式とは異なる点をいくつかご紹介します。

香典ではなく「御花料」として気持ちを渡す

「献花料」とも言います。

相場は、一般的には5千円~1万円くらいです。

身内や近親者の場合は、2~5万円を包みます。

御花料を包む際は、十字架が描かれた熨斗袋を使用します。

お悔やみは言わない

弔電と同様、死を不幸とは捉えていませんので、ご遺族の方には、「お知らせいただきありがとうございます。」「安らかな眠りをお祈りいたします。」と挨拶しましょう。

聖歌や讃美歌を歌う

信者でなければ、聞いているだけでも構いません。ただ、事前に歌やお祈りの一節を印刷した紙が配られますので、それを見ながら周りに合わせて声を出すと、故人の方もお喜びになるでしょう。

献花がある

仏式の焼香の代わりとなるものです。白い菊やカーネーションを捧げます。

まとめ

あなたからご遺族の方に対して、気づかいが伝わるような態度であれば失礼はないでしょうが、やはり、ある程度のマナーは知っておくと安心です。

キリスト教の葬儀は馴染みがなく、戸惑う場面も少なくありませんが、内容自体はそれほど難しいものではありません。

葬儀のお知らせは突然やってきますから、その時に備えて、事前に一通りのマナーは知っておきましょう。

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