休んでも疲れがとれない原因と効果的な休み方
疲れの原因がわからないと疲れはとれない
休んでいるのになんだか疲れが抜けないという状態に悩まれている方は多くおられます。
疲れがとれないと、作業能力や質が低下してしまいますね。
やる気が出ない、捗らないといった経験はないでしょうか。
また、疲れの原因がご自身の思っていたものと異なる場合もあり、効果的な休み方がとれないでいることもあります。
休んでいるのに疲れがとれない場合は、ほかに原因があるかもしれませんね。
効果的な休み方をするためには原因を知ることが大切です。
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疲れの種類とは?
「疲れ」を感じるのは、体を動かした後や、緊張や怒りや悲しみなどの興奮状態の後などではないでしょうか。
大まかに身体疲労・精神疲労と分けることができます。
どこがどのように疲れたのかというと、実は「脳が疲労した状態=脳疲労」なのです。
脳は、中枢神経を通して、体を維持するために各筋肉や臓器などに休みなく働きかけています。
そこに継続的な負担が加わると、脳はあっちにもこっちにも指令を出し続けなくてはなりませんね。
脳はフル稼働ができないような仕組みになっていて、「疲れ」を感じさせることで「休息」をとるように働きかけているのです。
病気などによる疼痛や臓器にかかる負担も、体(身体・精神)にはストレスとなるため「疲労」になります。
過剰に働き過ぎた結果
脳疲労になる 体は 身体疲労・精神疲労 を感じる |
疲れがとれないそもそもの原因
こんな生活習慣が当てはまる方は要注意です。
このような原因が重複してとれない疲れが続いている可能性もあります。
・仕事が忙しい
・休みがない ・仕事が捗らない ・食事はジャンクフード・インスタント食品 ・食事内容が極端に偏っている ・菓子などで食事を済ませる ・睡眠時間は7時間未満 ・適度な運動習慣がない ・休日はだらだらする ・入浴はシャワーが多い ・姿勢が悪い ・自分らしい時間が持てていない ・常に動いている |
こんな心当たりにも注意が必要です。
・精神的なプレッシャーがある
・ストレスが溜まっている ・人間関係で悩んでいる ・パワハラ、モラハラなどがある ・妙な不安感や夜眠れないことがある ・気になることがあり落ち着かない ・病気になっている、再検査項目がある ・相談できる人がいない |
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効果的な休み方はあるの?
・原因を取り除く
休んでも疲れが取れない場合には、原因となっているものを見定めることが大切です。
働く人材に変わりはいても、あなたの限界を超えた体は1つしかありません。
疲れ切ってしまうまでは、無理はなさらないでください。
「原因」を取り除くことが、休んでも取れない疲れを取る近道なんです。
悪循環のサイクルを断ち切ることが大切ですね。
・食生活を整える
バランスのいい食生活や睡眠をしっかりととることで体はゆっくりと回復します。
日本人は、和食が体に合っている食事ですので和食がおすすめです。
毎回、和食とはいかずとも、毎食手のひら1杯分の野菜や、彩りに注意して食べるだけでも食生活は充実するでしょう。
手のひら1杯分でおよそ120グラムの野菜が摂取できるそうです。
やりがちですが、菓子類などながら食べすると、胃腸に常に負担がかかります。
3食をできるだけ決まった時間に食べ、間食もほどほどならば体にも負担がかかりません。
・睡眠時間を確保する
眠る1時間くらい前までに入浴を済ませ、神経を和らげて眠りにつけるような工夫も必要かもしれません。
脳は、私たちが寝ている間も今日の出来事を整理整頓しています。
また、眠る前に今日したことを振り返ることで、脳の整理整頓を助け質の良い眠りにつくことができるそうです。
睡眠時間はおおよそ7~8時間程度が望ましいとされています。
休日のダラダラ寝は、返って疲れがとりにくくなるので注意してくださいね。
休日に適度な運動をすると効果的です。
この毎日の積み重ねが、効果的な休み方の基本となります。
サプリメントやこの食材といった特効薬的なものは存在しません。
深呼吸やカフェイン飲料などはその場しのぎにはなるかもしれませんが
疲れが根本的に解決されるわけではないことを覚えておいてくださいね。
体は3か月かけて全ての細胞が入れ替わるので長い目で見ていく必要があるのです。
残念ながら、すぐに疲れがとれる休み方はありませんが、疲れにくい体にしていく方法はあるようです。
疲れにくい体を手に入れる方法とは?
前述した生活習慣をもとに、疲れにくい体にしていく方法とは「運動」です。
今も昔も、定期的に、適度な運動(有酸素運動)は良いと言われていますね。
運動と聞いただけで、ストレスを感じてしまわれる方もおられるかもしれません。
まずは、簡単な運動からで大丈夫です。
ストレッチでも、ウオーキングでもなんでも!
ご自身がやりたいと思った有酸素運動を15分~30分で始めてください。
ただし、呼吸を止めて行うような力の入る運動は有酸素ではありませんので注意してくださいね。
運動をすると、脳に酸素が十分に供給されるので脳疲労が軽減します。
脳疲労が軽減すると、身体疲労・精神疲労が軽減します。
運動することのメリット |
・日光を浴びると幸福ホルモンが分泌
・やる気がでるホルモンが分泌 ・血流改善 ・免疫力アップ ・ストレスの軽減 ・肥満の解消 ・食欲の改善効果 ・老化防止の成長ホルモンが分泌 ・睡眠の質の向上 |
この運動を続けていくことで、日々溜まる疲れが排出されやすくなるのです。
40代頃から低下する成長ホルモンの結果として、
最近お腹周りが気になる、以前よりも老けたような気がする場合には低下し始めた目安かもしれません。
疲労以外に痛みや食事も摂れないほどなどの症状がある場合には、専門医を受診してくださいね。
まとめ
休んでも疲れがとれない原因と、効果的な休み方についてご紹介いたしました。
疲れがひどくなると、身体疲労では体のどこかを傷めてしまうことや疲労骨折ということもあります。
精神疲労では、うつ状態やうつ病など深刻な病状に発展することもあります。
疲れの原因となっているものを取り去ることが何よりですが、
ご自身の生活を見直しできる所から改善されてみてはいかがでしょうか。
その辛い疲れが早くとれるように願っています。
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