足の裏が火照る原因と対処法!熱くて寝れないのはなぜ?

http://healthil.jp/17345
お風呂で火照った体を冷やし、いざ寝ようと布団の中に入ると、なぜか足の裏の火照りだけ冷めておらず眠れない、なんてことありませんか?
冬の時期に足を布団の中に入れておけず、外に出していないと寝れない、足を入れたり出したりを繰り返して寝れないという経験をお持ちの方がいると思います。
最近ではこういった足の裏の熱感症状はバーニングフィート症候群(灼熱脚症候群)と呼ばれています。
ここではこのバーニングフィート症候群の原因と対処法をいくつかご紹介していきます。
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目次
夜に足が火照ってしまう原因
体温調節による火照り
まず考えられるのは体の熱を逃がすために一時的に末梢である手足が熱くなっている場合があります。
体にこもった熱を逃がそうとするとき、末梢である手足の血管を広げて皮膚からの熱の発散量を増加させます。
単に気温が高いときや、眠るために体を冷やそうとしている場合にも起こりますが、実は熱中症、日射病にかかっている可能性もあるので脱水症状などに注意しなければなりません。
足のむくみによる火照り
ふくらはぎは重力で下がってきた血液を、歩いたりすることにより心臓へ戻すポンプの役割をしています。
しかし、一日中デスクワークをしていたりすると、ポンプの役割が果たせず、血が足に停滞してむくんでしまい、夜になると熱を持ってしまいます。
冷え性なのに火照り?
足が火照っているのに冷え性なんておかしいと思うかもしれませんが、冷え性がかなり進行すると脳が危険を察知し、末端に血液を送ろうとします。
すると末端に異常な火照りを感じますが、実際に触ってみると冷たいというおかしな状態になります。
これは隠れ冷え性といい、進行した冷え性の症状なのです。
ホルモンバランスの乱れによる火照り
更年期障害によくみられる症状で、ホルモンのバランスが乱れることによって体温調節を司る自律神経が同じように乱れてしまいます。
また、ストレスなどにより交感、副交感神経の切り替えがうまくいかなくなり、火照り、のぼせなどのホットフラッシュや立ちくらみ、過呼吸などの症状が出てしまいます。
神経障害による火照り
血糖値が高くなってしまう糖尿病の合併症の一つで糖尿病性神経障害というものがあり、末端の冷えや火照りの症状が出ます。
他の症状としては足の先がしびれる、感覚が鈍る、神経痛などがあります。
また、神経障害による火照りには、ビタミンBの欠乏や脚気が原因となったり、むずむず脚症候群という病気もあります。
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むずむず脚症候群ってなに?

http://www.healthcare.omron.co.jp/resource/column/topics/30.html
病名の通り足がムズムズしたり、動かしたくてたまらなくなる、火照るなどの症状が夕方から夜にかけて表れる病気です。
他にもレストレスレッグス症候群や、下肢静止不能症候群とも呼ばれ、じっとしている時に足の内側から不快感が起こり、動かすと和らぐという特徴があります。
脳の中の神経伝達物質であるドーパミンがうまく働かなくなったり、このドーパミンを作るのに必要な鉄の欠乏によるドーパミン量の減少、遺伝などが原因とされています。
前述したとおり、夕方から夜、特に静止しているときに症状が表れるので睡眠不足に陥る危険性があります。
治療法としては生活習慣の改善、鉄分補給、ドーパミン神経の働きを補う薬や神経の興奮を抑える薬を服用する薬物療法があります。
あまり聞いたことのない病気ですが、思い当たる場合は脳神経外科の受診をおすすめします。
夜寝れないときの対処法
(1) 日中から体を冷やさないようにする。
(2) 冷たい飲み物やアイスクリームなどで体の内部を冷やしすぎない。
(3) 足元を冷やさない。
(4) 湯船につかる。
(5) 夜は長いズボンをはいて寝る
夜に、足が熱くて寝れない!という時は、血行不良でむくんだ足を貧乏ゆすりや足のマッサージをしてあげると火照りが和らぎます。
間違っても火照っているからといって冷水をかけたり、氷水で冷やすなどの行為は絶対にしてはいけません。
冷やしてしまうと血管は収縮し、より血流が悪くなってしまいます。
また、シャワーだけでなく、お風呂に浸かってゆっくり体を温め、体全体の血流を良くすることも効果的です。
バーニングフィート症候群で寝れない時は要注意!
いかがでしたでしょうか。
バーニングフィート症候群は夜寝れずに寝不足になってしまうだけでなく、なにか大きな病気の症状の一つかもしれません。
前述した対処法で寝ることができたとしても、一時的なものですので何か思い当たる節がある場合はすぐに病院での診察をお勧めします。
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