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お盆の迎え火と送り火の方法は?時間や日にちはいつごろ?

   

迎え火

http://www.shodo.co.jp/blog/hidai2010/2010/07/post-66.html

お盆と言えばご先祖様をお迎えして、もてなし、そして見送るという大半の人が知っている行事ですが、その詳しいやり方まで知っている人はなかなかいないと思います。

家に仏壇がないとやらないでしょうし、神道の人にはお盆の概念そのものがないからです。

しかし、いつどんな時にお盆を行うことになるかわかりません。今は必要なくてもお盆の知識はあった方が得こそあれど損はありません。

以下にお盆について紹介していきます。

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迎え火とは

迎え火

http://ryusen301.hatenablog.com/entry/2014/08/16/153014

そもそも迎え火とは何のために焚くのでしょう?

それはご先祖様のためです。

お盆の始まりに焚くことでこの世に帰ってくる時が来たよ、帰る場所はここだと知らせているのです。迷わず帰ってこれるようにと目印を出している訳ですね。

迎え火のやり方は墓参りをして提灯に火を灯します。

その提灯を持ち帰り、ご先祖様をお迎えして迎え火を消します。

これが本来の迎え火のやり方ですが、最近では家の仏壇の前で盆提灯に火を灯し、玄関先まで持って行き、黙祷し火を消すというやり方が一般的となりつつあります。

どちらにせよ玄関先でご先祖様をお迎えし、迎え火を消すということが重要のようです。

送り火とは

送り火も本来は玄関先から墓前まで提灯に火を灯し、ご先祖様を案内して墓前で黙祷し火を消すというのがやり方です。

これも今では仏壇の前で盆提灯に火を灯し、玄関先で合掌、黙祷し火を消すというやり方が一般的です。

現代社会ではなかなかお墓まで行けないことからこういった方法が出てきたようです。

迎え火と送り火はどのように焚くの?

迎え火送り火

迎え火、送り火に使うのは「おがら」という皮を剥いだ麻でホームセンターやスーパーで手に入ります。
そして焙烙という平皿におがらを乗せて燃やします。

ここで忘れてはならないのが、精霊馬です。

茄子の牛、胡瓜の馬を見たことがあるのではないでしょうか。
これらは精霊馬と呼ばれご先祖様が乗って帰ってくるものです。

行きは少しでも早く家に帰ってきてもらうため馬に乗り、帰りは景色を楽しんだりしながらゆっくりと帰って頂くため牛の乗ると言われています。

これらを諸説ありますが、ご先祖様は東から来ると言われているので、胡瓜は西向き、茄子は東向きに置くという置き方があります。

送り火は迎え火と同じように玄関先で焚きます。

この時にこれも諸説ありますが、あの世へ無事に帰って頂くために茄子の牛や胡瓜の馬も一緒に燃やします。

全てを燃えきるようにするのが大切です。

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時間や日にちはいつやるの?

お盆は地域でやる日にちが異なりますが、大きく分けると2つです。

・7月13日~16日に行う
・8月13日~16日に行う

8月に行うのが一般的となっていますが、東日本では7月に行うことが多いようです。

一説には7月だと農作業が忙しくてご先祖様を迎える準備ができないので、一段落ついた8月に行うのが主流になったというものがあったりします。

では、時間はいつがよいのでしょうか。

特に時間について取り決めはありません。都合のつく時間でいいようです。

一般的に多いのは13日の夕方です。

亡くなった方の霊は暗くなってから動き出すという考えがあるからだそうで、夕方に明かりを灯し、ご先祖様をお迎えする訳ですね。

送り火も特に取り決めはありませんが、一般的には16日の夕方に行います。15日に行うところも多いようです。

どちらにせよ、ご先祖様が元の場所へちゃんと戻れるようにという思いが込められています。

 

地域によって方法も日にちも時間もバラバラですが、ご先祖様に敬意を持って迎え、送り出すのはどこでも同じです。

懐かしい人に会える数日間を楽しく過ごせる日であるようなお盆を迎えてみてはいかがでしょうか。

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