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9月病の症状は?原因と対策&予防方法は?新入社員がかかりやすい?

   

9月病

http://kenkoubook.com/post-1252/

夏の終わりが近づくと「なんとなく体調が悪いなぁ……」と思うことがありますよね。
不眠、頭痛や腹痛などの身体症状に加えて、漠然とした不安を感じる、イライラするなどの精神症状も抱えている方はいませんか?

身体面と精神面の両方で不調を感じるときは「9月病」の可能性も疑ってください。
かかりやすい傾向にあるのは、新入社員や異動・転勤の多い30~40代の人です。長期休暇後に発症しやすいという特徴もあります。

ご存知の方も多いと思いますが、「9月病」は病名ではありません。
夏の暑さが一段落する季節の変わり目に発症しやすい適応障害の1つです。
9月病は放っておくとうつ病になってしまう恐れがあります。

楽しい秋を過ごすためにも、9月病の症状や原因と対策について知り、体調を整えていきましょう。

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9月病になるとどんな症状が出るの?

症状は「身体面」と「精神面」の両方に現れます。
どちらか一方だけ不調を感じる場合、9月病の可能性は低くなります。

身体面の不調

・睡眠に関するトラブル
・頭痛
・腹痛
・疲労感
・めまい
・耳鳴り
・肩こり
・過食や食欲不振
・動悸
など

精神面の不調

・やる気が出ない
・漠然とした不安感
・イライラ感
・楽しむ気分にならない
・行動するのが億劫になる
・焦燥感
・集中力や思考力の低下
など

身体面だけでは判断しづらいのですが、睡眠に関するトラブルがあればただの体調不良ではありません。
精神面ではわけもなく泣きたくなったり、はっきりした原因があるわけでもないのにイライラしたり……と情緒面が不安定になります。
なんとなく漠然とした感情に振り回されている時は要注意です。

原因は?対策と予防

9月病の原因は夏バテや生活習慣の乱れ、ストレスフルの生活にあります。
夏の暑さが一段落すると今度はその疲れが襲ってきます。
体調が悪いときに仕事や環境変化のストレスを受けると体は悲鳴を上げてしまいます。
弱り目に祟り目とはまさにこのことで、体が休息を求めているのですね。

長期休暇後にかかりやすいのはなぜ?

長期休暇中は、生活リズムが乱れがちになります。
人間の体は日中に活動し、夜に眠るようにできています。
このリズムが狂って夜型になってしまうと、太陽光を浴びる時間が減ってしまい、睡眠の質も低下してしまいます。

対策と予防

規則正しい生活をする

日中は適度に体を動かし、食事もきちんと食べ、睡眠時間をしっかり確保することで免疫力が上がります。
まずは風邪をひかないようにしましょう。

体を冷やしすぎない

体の冷えは血行不良につながります。血行が悪くなると、体のあちこちに痛みや凝りが出てきます。
睡眠の質まで悪くなってしまいます

寝る前にモニター画面を見ない

脳が興奮状態になり、睡眠を妨げてしまいます。

疲れとストレスを溜め込まない

適度に休息をとり、ストレスも発散してリフレッシュしましょう。
気分の切り替えが上手な人は効率よく活動できます。

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9月病は新入社員がかかりやすいってホント?

9月病

http://jongjong2323.com/?p=1932

9月は新入社員が入社してから半年程経ちます。
半年たてばもう新人ではありません。一通り仕事をこなせて当然だと思われてしまう立場になり、責任感が重くのしかかってくる頃なのです。
さらに職場になじめない、思っていた仕事と違うなど新しい壁にぶち当たることもあります。
そのストレスが引き金となって、9月病にかかりやすくなってしまうのです。

9月病と5月病の違いって何?

9月病よりも5月病のほうが耳にする機会も多いのではないでしょうか。この2つの違いは発症する時期です。

「5月病」は就職や入学、転勤などの環境変化のストレスが原因で体調を崩します。
「9月病」を発症しやすい9月もまた転勤や異動のある時期です。
5月はゴールデンウィーク明け、9月は夏休み明けでもあります。
長期休暇の後に、休日から仕事モードへの切り替えが難しい時は特に注意が必要です。

豆知識:日照時間と人間のメカニズム

夏は活動的になり、冬は活動量が低下する……そんな経験に覚えはありませんか?
これには日照時間が関係しており、夏は日照時間が長く、冬は日照時間が短くなっています。
つまり太陽光を浴びる時間が季節によって変化するのです。
人間の体は日中に太陽光を浴びる事で、精神バランスを整えるホルモン「セロトニン」が分泌されます。
これが不足すると精神に不調をきたします。

疲労感、無気力感、不眠などのうつ状態を日常的に感じている人はセロトニンが不足している可能性もあります。

また、夜に眠気を誘うホルモン「メラトニン」はセロトニンから生成されます。
メラトニンが不足すると、体内時計が狂い、睡眠リズムも乱れてしまいます。

9月病は適応障害の1つであり、軽度のうつ状態です。
症状を改善させるためにも、セロトニンとメラトニンの分泌を意識して生活してみるのもいいかもしれませんね。

9月病予防にオススメの便利食材

9月病

http://www.berry-counseling.com/114/

トリプトファンという物質はセロトニンになります。
「トリプトファン」を多く含む食材と「セロトニン」の生成に役立つ成分を含む食材があります。

トリプトファンを多く含む食材

・乳製品
・ナッツ類
・大豆類
・タマゴ
など

セロトニンの生成に役立つ成分を含む食材

・サンマ
・キノコ類
・カボチャ
など秋に旬の食材に多く含まれています。

頑張りすぎるのは禁物です

9月病はストレスと疲労が重なって発症します。
几帳面、真面目、完璧主義など自分に厳しい方はリラックスを意識してみませんか?
肩の力を抜いて、仕事を忘れる時間も作り、睡眠の質にもこだわってみましょう。
9月病の症状を無視して頑張りすぎてしまうと、うつ病になってしまう危険性もあります。
改善できるうちに体調を整えて、秋も楽しめるといいですね。

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